ウィルコムがコンテンツサービスを拡充−「とりほ〜だいらんど」を開始


ウィルコムがコンテンツを拡充しました。
その内容が、ウィルコムらしからぬ(汗)まともなものでびっくりしました。

ゲームアプリや、全話読める漫画コミック、デコメ素材、動画などのコンテンツが情報料無料で提供されています。(パケット代はかかります)

ちなみに月間の配信数について、ケータイWatchによると、

月間の配信数は、ゲームが10本程度、コミックが2本程度、動画が30本程度となる。デコメ素材は毎週400点用意される。このほか、BAUMや HONEY BEEなど、WX300K以降の京セラ製端末向けに着信ボイスの提供が開始される。ファイルサイズは10秒程度で約105KB。

とのことです。


意外と(?)まともなコンテンツ

アプリは有名なソフトが2本とその他ジャンルが様々なソフトがあります。「とことんぷよぷよ特別版」や「悪魔城ドラキュラ」は無料と聞いたらダウンロードせずにはいられませんでした。

今のところ、提供アプリは以下のような感じです。


結構多彩です。



コミックは、「ジェネラル・ルージュの凱旋」と「蟹工船」が全話無料で提供されるようです。

現在、「ジェネラル・ルージュの凱旋」は、1〜6話まで提供されています。(1〜6“巻”ではないので注意)

データの容量は、以下のような感じです。


なお、漫画ビューアアプリのダウンロードも必要です。WX340Kはデフォルトで入っていますが、私は更新(電波状態が良い状態・移動していない状態で1分弱)が入りました。

3話ずつ追加で無料公開していくようです。正直、毎月見に行ってしまいそうです。
電車通勤の方で、地下鉄などでない方は、結構楽しめそうです。
漫画ビューアアプリも、実は初めて使ったのですが、1ページずつダウンロードしていく上に基本的にモノクロ画像なので読み込みもスムーズでストレスを感じませんでした。サクサク次へ次へというわけではないですが、1コマでもアクションしたりバイブしたり順々に台詞が表示されていくので、ただ漫画を見るという感じではありません。私は気に入りましたし、携帯にはこれが適しているとも思いました。

ただ、難点もあります。データの取得には非効率な部分も散見されます(タイトル画像を話毎に通信して読みに行っているのでは?など)。また、どの話を読むかの選択画面ではタイトルが長すぎて、選ぶ際スクロールを待たなければなりません。ソートも貧弱で昇順か降順かも選べません。さらに、アプリだと解像度がQVGA固定のようで、上部分に黒い空白があります。美しくありません。後は、端末の問題ですが、WX340Kだと漫画を6話ダウンロードし、読んで〜…、というだけで、電池のメモリが一つ減りました。そこはちょっと微妙ですね。

でも、無料なので読んじゃいます。どうせパケット代は上限行くので。そうでない方も、少し読むと先がきになりますし、暇つぶしにはもってこいですので、なかなかよいのではないでしょうか。

パケット定額は必須と思われますので、ご注意ください。ただ、「(ただの)ウィルコム定額プラン」なら、パケット代も格安なので、アプリ1つ、2つくらいならパケット定額は不要かもしれません。



ソフトバンクの後追いでも、ウィルコムにとって大きな意味

ウィルコムがコンテンツを買い、無料で提供。ユーザーはパケット代を払いコンテンツをダウンロード。ウィルコムはコンテンツ買い取り料とユーザーからのパケット代の差額を利益とするという構造でしょう。

単純にみると利益率は低そうですが、将来的に見て重要な試みと思えます。
現状では、速度的に「W+Video」などは厳しいように思いますが、XGPを搭載した音声端末やスマートフォンが出る場合にはこれらのコンテンツも実用的になるかもしれないからです。

正直、アプリだけでも提供してくれたらありがたかったりします。
しかも、その本数は1,2本ではなく10本で、定期的に更新されるとのことですから、そもそも定期的にチェックしに行きたくなるコンテンツができたわけで、その効果はウィルコム的には大きいのではないかと思います。

問題は、更新の頻度と内容ですね。
モバイルコンテンツ全般に言えますが、頻度と内容が良くないと定期的に見に行こうとは思いませんので。

あとは、W+BLOGで簡単に紹介できるようにしてアフィリエイト的展開とするのもおもしろいかもしれません。各種サービス間の連携ですね。


ちょうどWX340Kに機種変更したばかりですし、結構毎週楽しみにしたいかと思います。
待ち受けFlashもぜひ追加してほしいところです。